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ふくろくんの使い方

DPCコードに関連する情報の表示

DPCコードを決定すると、選択されているICD10コード、DPCコードに関連する以下のような情報を表示します。
  ①部位不明・詳細不明ICD10コード
  ②様式1に記載が必要な項目
  ③短期滞在手術に該当する手術・処置
  ④高度先進手術・高額薬剤

部位不明・詳細不明ICD10コード

選択されているICD10コードが「部位不明・詳細不明ICD10コード」に該当する場合、注意を促す意味で表示します。 複数のICD10コードを含む場合(例えば I50$ など)、 その中に「部位不明・詳細不明ICD10コード」に該当するICD10コードが存在すればそれを表示します。

部位不明・詳細不明ICD10コードは、医療資源病名に該当するICD10コードを振った症例が一定割合を超えると、 DPC包括金額が一定期間減額されるなどのペナルティがあります。

様式1に記載が必要な項目

厚生労働省に提出するDPCデータのうち、様式1ファイルには各退院症例のサマリ情報を記載します。 多くの項目は全退院患者に共通して入力が必要ですが、 一部の項目で、特定の疾患の症例についてのみ記載が義務付けられている項目などが存在します。

選択したICD10コードやDPCコードに応じて、様式1ファイルに記載が必要な項目を表示して記載漏れを注意喚起します。

短期滞在手術に該当する手術・処置

短期滞在手術基本料3に該当する手術や処置のほとんどは、主に特定の疾病に対して実施されるものであるため 選択しているICD10コードまたはMDC情報に該当する対象手術・処置を表示します。

表示された対象手術・処置をクリックして選択すると、短期滞在手術基本料3で算定した場合の階段チャートを表示します。

高度先進手術・高額薬剤

厚生労働省告示第140号などに規定された手術の実施、薬剤の使用があった場合、 DPC包括評価対象外となり当該入院は出来高評価となります。

対象となるこれらの手術や薬剤のうち、特定の疾病に対して適応となるものについては、 その疾病に関連するICD10コードまたはMDC情報が選択された場合に限り、包括評価対象外となる行為である旨を表示します。

当該手術や薬剤を実施した多数の症例のうち、約5%以上を占めるであろうICD10コードまたはMDC情報を表示の対象としています。
実施の可能性のあるあらゆる疾病を網羅している訳ではありませんので、 表示されないことが「その行為を実施できない」あるいは「実施の可能性がない」ことを意味しません。その点ご留意下さい。

手術・処置分岐に該当するレセプト項目 ウェブ版のみ

DPCコードの手術分岐、処置1分岐、処置2分岐を選択した際に「その分岐を選ぶ根拠となるレセプト項目の一覧」を表示します。
  ・手技による分岐については、レセプト項目および診療報酬点数表コードを表示します。
  ・薬剤による分岐については、レセプト項目を表示します。
  ・複数の項目の組み合わせによる分岐については、それぞれの項目のレセプト項目の一覧を表示します。

この機能で表示する手術や処置の分岐に該当するレセプト項目はgirasol社でまとめたものになります。
(※各分岐は厚生労働省により診療報酬点数表コードや薬剤名(一般名)で定義されており、レセプト項目単位では規定されておりません。)

処置2の「化学療法あり」分岐については、該当する薬剤数が特に多いため、以下のような整理をした上で表示しています。
  ・薬効分類ごとにまとめて表示し、選択中のMDC6の症例で使用された実績金額が高い薬効分類から順に並べる。
  ・同じ薬効分類の薬剤の中でも、レセプト項目ごとに使用された実績金額の多い順に並べる。
  ・選択中のMDC6の症例で使用された実績がほとんどない薬剤についてはグレーで表示する。
  (※DPC分析サービス girasol を用いてDPC対象病院における過去1年間のデータを調査した結果を使用しています。)

悪性腫瘍以外にも適用のある抗腫瘍効果を有する薬剤(「ゾメタ」など)については、「悪性腫瘍に対する抗腫瘍効果を目的に使用された」か どうかにより「化学療法」ありに該当するかどうかが決まり、そのレセプト項目の有無だけで一律に判定することができません。
このような薬剤については、「化学療法あり」分岐に該当するレセプト項目から除外している場合があります。

副傷病に該当するICD10コード

DPCコードの副傷病分岐に該当する、疾病のICD10コードの一覧を表示します。